広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2015.09.06 O.A.

ロマン溢れる開発で時代を拓く

株式会社ますやみそ
「母さんの味」で親しまれてきた味噌会社

店頭の味噌コーナーに並ぶ「トクホ」の即席みそ汁。製造しているのは、広島県呉市に本社をおく株式会社ますやみそです。
昭和4年に麹の製造を行う「舛本商店」として創業し、昭和40年に「株式会社ますやみそ」を設立。今では、広島を代表する味噌会社へと成長。現在、39歳の舛本知己社長が会社を率いています。

ロマン溢れる開発力

「母さんの味」として親しまれてきた「ますやみそ」ですが、新商品「トクホの即席みそ汁」をはじめ、ちょっと変わった商品を生み出しています。
例えば、「四季の蔵合わせ味噌」は、ヴィヴァルディの「四季」を聴かせながら熟成をさせたこだわりの逸品です。
この商品を開発した現社長の祖父である創業者は、「味噌屋だって、ロマンを持っていいではないか」という思いで、味噌作りに取り組んでいたと言います。

いつも変わらぬ味を届ける

現在、味噌作りは、主に東広島工場で行っています。この工場は、最新鋭の全自動化された設備を兼ね備えており、大量の味噌を短時間で仕込むことができます。
製麹機もコンピュータ制御により、昔ながらの麹づくりを忠実に再現。創業当時からこだわり続ける麹を、安定した品質で大量に作り出し、お客様に「いつも変わらぬ味」の味噌を届けています。

独立した研究部門

株式会社ますやみそでは、研究所を「株式会社ますや食品研究所」という別会社としています。商品の品質管理や新商品の開発を、違う組織が行うことで、厳しく、且つ新鮮な目で評価できるようにするためです。
この研究所による品質管理により、味噌の品質は厳しく管理され、また、独自の酵母や新商品など、既成概念にとらわれない開発が行われています。

広島から全国へ

舛本知己社長が会社を任された頃、この企業には、関東での販路拡大という大きな課題がありました。関東での販売は行ってはいましたが、販路は拡がっていませんでした。
舛本社長は、徹底的にマーケティングを行い、関東と西日本の市場展開の違いに気づきます。
年に2回しか商談を行わない関東のやり方に合わせ、研究所と協力して商品開発をスピードアップ。味噌以外の商品も手がけ、こだわりのオンリーワン商品を創り出すことで関東での販路拡大に成功。「母さんの味」が広島から全国へと拡がっていきました。

「楽しむ」気持ちを商品開発につなげる

舛本社長は言います。「我が社の社員は、みんな、本当にまじめです。それは良いことなのですが、少し遊び心を持ってもらいたい。仕事の中にも楽しむ気持ちを持ってもらう。それが良い商品につながる」と。その気持ちから、この夏、マツダスタジアムで行われた、広島東洋カープのスポンサードゲームを実施。そこには、明るい笑顔で球場を盛り上げる社員の姿がありました。

次に目指すのは、世界へ向けて商品を届けること。「日本・海外、両方のマーケットで通用する技術力と商品力をもっていたい」と舛本社長は語ります。

企業情報
会社名

株式会社ますやみそ

業種製造業
事業内容みそ、調理みそ、調味食品、甘酒、麹の製造販売
代表者代表取締役社長 舛本知己
従業員数270人
年商40億円
所在地広島県呉市西中央3丁目7番40号
お問い合わせTEL (0823)21−6633
ホームページhttp://www.masuyamiso.net