広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2010.09.19 O.A.

商品差別化の追求!再生した新しい化粧筆

株式会社晃祐堂

香港・成都・上海・台湾・そしてシンガポール……。アジアで注目されるのが、筆の里、熊野で生まれた化粧筆「KOYUDO collection」。 「機能美」を追求した、その誕生には、「伝統の技」から生まれた、「独自技術」がありました。

独自デザイン「KOYUDO collection」

ひろしま駅ビルASSEにある熊野の化粧筆専門店「熊野筆セレクトショップ」。そこに、独特のデザインを持つ、KOYUDO collectionがありました。 KOYUDO collection誕生には、様々な発想の転換があったのでした。

開発の要は差別化

1979年創業の「株式会社 晃祐堂(こうゆうどう)」は、もともと書道筆が専門。 書道筆の低迷をきっかけに、他社の化粧筆との差別化をした、独自デザインの製品を生み出す開発を始めました。

オリジナルコマが生み出したオリジナル穂先

デザインの要となるのは、筆の先端、穂先です。穂先の形状は、「コマ」と呼ばれる道具で作ります。 晃祐堂は、CADとNCフライスを導入し、オリジナルのコマを作り、そこに伝統の書道筆を作る技術を合わせて、 これまでになかった穂先を作ります。これまでの化粧筆の穂先が丸かったのに対し、晃祐堂の穂先は、半円状でした。

1本で3本分の機能

この形は、そのまま、機能につながっていました。上の部分は"パウダーブラシ"、横のとがった部分は"ライン用"、 そして、斜めになった側面は"つや出し"。1本で3本分の機能を持つ化粧筆が誕生したのです。

自社ブランドの誕生

コマの技術は、更に進化。立体的な形状の「ハート型」や、何種類もの毛を使った「華型」、さらに絵を描いた穂先も作れるようになりました。 晃祐堂はこの技術で多くの意匠登録を取得。自社ブランド、KOYUDO collectionが誕生したのです

企業情報
会社名

株式会社晃祐堂

業種製造業
事業内容化粧筆、製造販売、書道筆製造
従業員数従業員数50名他、臨時従業員数70名
所在地広島県安芸郡熊野町出来庭6丁目6-28
お問い合わせ082-854-0418
ホームページhttp://www.koyudo.co.jp/docs/index.htm