広島地域 8ch

毎週日曜日 あさ6時45分放送

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2014.08.31 O.A.

原点は効率化と労働環境の改善 非破壊検査企業の新開発

関西エックス線株式会社

石油タンクの底板(そこいた)は、見た目は健全でも、裏側では腐食が進んでいます。
それが、腐食で板の厚みが減る現象、『減肉(げんにく)』です。
これを早期発見し、事態の進展を食い止めるのが石油タンクにおける、非破壊検査なのです。

内部的な破損を、対象を破壊することなく検出する技術、非破壊検査。
非破壊検査の新たな設備を開発した企業が広島市西区にあります。
昭和36年創業の関西エックス線 株式会社。
主な業務内容は、工場で作られる製品の品質管理と、石油タンクの腐食減肉検査です。

大型になると、マツダスタジアムにも匹敵する敷地面積になる石油タンクの底板が、検査の現場です。
消防法に基づき、『肉厚計』と呼ばれる超音波センサーで、1メートルピッチの『点』での検査を行います。
広大な底板(そこいた)の検査は、全て手作業。 検査の効率化が求められていました……。

関西エックス線は、ヨーロッパではタンクの底板を全面的に検査する、『全面探傷』が行われているという情報から、設備の開発を始めました。
開発には、同業他社と差別化するという目的と、気温が50度を超えることもある、タンク内で検査をしている、検査員の労働環境を改善するという、ふたつの目的があったのでした。

開発の末に誕生したのが、センサーを48個内蔵した、超音波連続板厚測定装置『UDT-48』です。
この装置を、石油タンクの底板(そこいた)に置いて、検査員が手で押していくと、48個のセンサーが、底板の状態を連続して検知。リアルタイムでモニターに表示されます。
従来の肉厚計では、数値や波形で示されていた肉厚状況を、画像として表示することで、測定結果が、誰にでも解りやすいものになりました。
この装置は、消防法に基づく検査機械を認定する、危険物保安技術協会の初の認定検査機器になりました。

さらに、関西エックス線は、永久磁石の車輪で、配管を自走検査する『UDP-24』、タンクの側板(がわいた)を目視検査するロボットを開発。
新たな検査機器の開発で、作業の効率化と検査員の負担を軽減した関西エックス線は、100億企業を目指して進んで行きます。

企業情報
会社名

関西エックス線株式会社

業種建設業、サービス業(他に分類されないもの)
事業内容非破壊検査、熱処理工事、検査装置開発、設備診断、技術者派遣
従業員数369人
年商
所在地本社:〒733-0035 広島市西区南観音6丁目3-10
お問い合わせ(082)291-2500
ホームページhttp://www.withsol.co.jp/ko