広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2026.01.24 O.A.

海洋プラスチックごみゼロに向けた挑戦

広島県 ACTION FOR ZERO Miyajima
求められる循環のデザイン

厳島神社へと続く参道は、国内外からの観光客で賑わいを見せている。しかし、その華やかさの裏側には、見過ごせない課題が潜んでいる。飲食店のテイクアウト容器やプラスチックストローなど、観光地ならではの「便利さ」が、使い捨てプラスチックを生み出している。
これらのごみの大半は回収されるが、一部、回収されずに海に流出してしまっている現状も。もし、流出してしまった場合でも自然に還り
やすい素材が使われていれば、その負荷は大きく抑えられるはず。だからこそ、素材選びも含めた「循環のデザイン」が今、求められているのだ。

走り出すプロジェクト

広島県は2021年6月、企業や団体、県内すべての市町を巻き込んで
『GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム』、通称、GSHIP(ジーシップ)を設立。目標は、「2050年までに瀬戸内海への新たな
プラスチックごみの流出をゼロにする」こと。そしてGSHIPが新たに宮島をモデル地区としてスタートさせたのが、『ACTION FOR ZERO
Miyajima』。
世界遺産の島で、使い捨てプラスチック削減を目指す新プロジェクトだ。

変わり始めた観光地の人々

宮島への玄関口、宮島口。フェリー乗り場近くの
ホテルでも、大きな変化が起きていた。
客室のアメニティも、すべて新素材に。歯ブラシ、ヘアブラシ。
見た目は普通だが、すべて生分解性の素材に変更した。
 『環境に配慮したいけれど、サービスの質は落とせない』。そんな悩みを抱えていたホテルにとって、本プロジェクトを通じて出会った新素材は救世主だった。宮島の島内。厳島神社から歩いて5分ほどの
松大珈琲でも、ストローが海洋生分解性の新素材に変わった。

新素材がプロジェクトを後押し

カネカが開発した新素材。見た目も手触りも従来のプラスチックとほとんど変わらない。しかし、この素材は海水中でも微生物によって自然に分解される。従来の紙ストローの『ふやける』問題と、プラスチックの『環境負荷』。そのジレンマを解決したのが、この新素材。
『環境に配慮しているお店だから』と、わざわざ選んで来てくれる観光客も増えている。使い捨てを減らすだけでなく、品質にこだわる。その実現を可能にしたのが、地域と企業をつなぐGSHIPというプラットフォームなのだ。

瀬戸内海から始まる挑戦

朱色の大鳥居が、映える宮島厳島神社。1400年以上の歴史を持つこの世界遺産を、次の世代へ。
そして、この豊かな瀬戸内海を、未来へ。
GSHIPという官民連携のプラットフォームのもと、地域が主役となり、企業が技術で支え、行政がつなぐ。
2050年、海洋プラスチックごみゼロ。
その目標まで、あと25年。瀬戸内海から始まる挑戦は、今、確実に動き出している。

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今回のポイントは「持続可能な海の保全を進める挑戦」。
2050年までに瀬戸内海への新たなプラスチック流出ゼロを目指す活動として、広島県は企業・地域・行政が連携するプラットフォーム「GSHIP」を設立し活動を推進している。世界遺産・宮島でも、観光に伴う使い捨てプラスチックによる海洋ごみ問題が深刻化している。
そこで、GSHIPが進める海洋プラスチックごみ削減事業の一環として、ACTION FOR ZEROR Miyajimaを実施、そのモデル地区として宮島口、そして宮島島内でスタートした。ホテルや飲食店が海洋生分解性素材を導入し、利便性と環境配慮を両立するところから始め、地域ニーズと企業技術を結びつけることで実用的な解決策が生まれている。具体的にはカップや日用品など広島県がまとめて購入し、参画するメンバー企業に提供することで利用を促している。さらに、清掃活動や環境教育など多様な取り組みが広げているところで、参加企業・団体は拡大中とのこと。
官民連携のもと、地域が主役となって瀬戸内海から世界へ、持続可能な観光と海の保全を進める挑戦が、宮島から着実に動き出している。
みんなが知ることで活動は持続し促進していく。ぜひ皆さんには一度検索していただきたい。
海外からも多くの方が宮島や周辺観光地を訪れる。美しい自然を守るGSHIPの取り組みを紹介するコンテンツ制作・メディア露出を増やして、SDGsにある“海の豊かさを守る”への貢献としてインバウンド層に強い印象を打ち出してブランド価値を高めていく。
また、共通の認証マークやロゴ をもっと活用して、消費者や利用者に「環境配慮・地域貢献の見える化」も大切だ。
そして、海洋生分解性素材のカップなどを体験し利用することで、最新の技術と環境改善活動に参画して欲しい。
「GSHIP」の活動に注目するとともに、早速宮島へ行ってみてはいかがだろうか。
企業情報
会社名

広島県 ACTION FOR ZERO Miyajima

業種分類不能の産業
事業内容広島県のGSHIP(ジーシップ)は、海洋プラスチックごみ削減に向けて、企業・団体・行政が協力しながら使い捨てプラスチック削減やリサイクル促進に取り組む官民連携プラットフォームです。その一環で行われている「ACTION FOR ZERO Miyajima」は、宮島、そして宮島口エリアの事業者が協力し、テイクアウト容器やアメニティなどの使い捨てプラスチックを環境配慮型素材へ切り替える取り組みです。観光地から海洋ごみゼロを目指す活動として展開されています。
所在地広島県広島市中区基町10-52
お問い合わせ082-228-2111(代表)