広島地域 8ch

毎週日曜日 あさ6時45分放送(月曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2016.07.17 O.A.

1/100ミリの精密さを求める職人たち

株式会社西岡工業
生活になくてはならないインフラ

「株式会社 西岡工業」の主な業務
それが公共の上下水道施設における機械の設置やメンテナンスを行う仕事です。

太田川の河口に開けた三角州上に市街地が形成されている広島は「水の都」と言われるほど川が多く水の豊かな地域です。しかし、豪雨・台風に伴う太田川の氾濫・洪水が歴史上何度も起きており、河川の水位よりも市街地の高さが低く水害のリスクが高い地域でもあるのです。そこで必要となってくるのが「ポンプ場」と言われる施設で、大雨が降った際は雨水を河川や海へ排水し市街地の浸水を防ぐ役割を担っていますが、こうしたポンプ場が広島市だけでも約50カ所設置されており、西岡工業ではこの半数以上の施設においてポンプの設置やメンテナンスを行っています。また、太田川の豊かな水を取水し、水道水や工業用水として色々な地域へ送る「浄水場」という施設においても、ポンプをはじめとする様々な水処理機械の設置やメンテナンスを行っています。

1/100ミリの精密さを追求

ポンプなど大型機器を据付ける時に活躍するのが職人たち。
そこでは髪の毛よりも細かい世界1/100ミリの精密さを求めて作業していきます。

一度設置したら30~40年もの間使い続けるポンプが、大雨などの緊急時に確実に稼働し続けるためには、精度の高い組み立てや据え付けの技術を要します。また、10年~20年に一度は長寿命化を図るため設置したポンプの分解・整備を行いますが、精度の低い組み立てや据え付けではスムーズに分解・整備が進まず交換部品も増えてしまいます。そのため、設置する最初の段階でより正確にゼロに近づける難度の高い仕事が求められ、わずかな狂いからモーターやポンプの寿命が短くなるリスクを低減しなければなりません。職人たちは経験をいかしてこうしたミッションをクリアしていくのです。

若手起用で職人を育てる体制

全国で職人の高齢化が問題視される中、西岡工業では、積極的に若手を現場で起用しています。ベテランの職人に相談しながらなるべく若手職人のアイデアを採用し、新たな工法にも積極的にチャレンジしています。こうした経験のひとつ一つが西岡工業全体のノウハウとして積み重なり、ベテラン職人からの教訓とともに継承されているようです。

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テーマ 「縁の下で働く底力」

水災害などから街を守る大型ポンプ。
目立たない存在ながら、いざっ、というとき
いつでも確実に作動する必要がある。
そして大量の水をくみ上げるため大きな
タービンを回すため、ポンプの設置基礎、設置駆体、
据付け、現場組立てとその作業は1/100㎜単位で管理されている。
このポンププラントなどの設置工事を専門とする西岡工業。

西岡社長にお話を伺った。
まず大きなポンプというがどれくらいの大きさか。
商工センターのポンプは大きく、長さ30m、直径1650㎜!
これくらいが普通なのだそうだ。
中には水平に取り付けるだけでなく、直径2600㎜のスクリューを斜め30度に設置することもあるそうで、、
一筋縄ではいかない工事もあるそうだ。
装置はトラックに分解した状態で運ばれ、現地で組み立てていく。
部品単位でも数十トンのものなので扱いは容易ではない。

大型装置の設置工事を行う上で、納期管理・安全管理・品質管理は当然のことであるが、特に品質管理には注力している。
ポンプは駆動することから、設置組立時の精度がてていないと、作動時に振動や
トラブルの原因となることがある。いざというときに使うポンプなので、長期間にわたって安定した動作をする必要がある。そのため、据え付けや組み立てに
使う測定器は自前で高精度のもの(もちろん価格も高い、校正費用も高い)を使い、
軸ずれがないように設置していく。レンタルすることをあえてせずに、自社で責任
もって使えるようにするためという。
据え付け精度がしっかりしていればあとのメンテナンス整備もスムーズになる。

このような工事品質を支えるのが当社の職人集団。それは社内の人材だけでなく協力会社の社員との連携も重要で、資格取得など一緒になって日々研鑽に励んでいる。

西岡社長は当社の仕事に誇りを持って取り組んでいる。そして社員にも、人の役に立ち社会基盤を確固たるものとする業務を確実にこなす、これは社会人としてのロマンだ、と意気込んだ。
誠実な話しぶりは、この仕事が心底好きでやっているのだと感じた。

これからの課題を聞くと、
この事業を継続するためには後輩の育成とともに、この業務を担ってくれる仲間を増やしたいとのこと。工事業は準備と段取り。これがそろっていれば、安全で計画通りに業務は進み、かつ喜んでもらえる仕事となる。
西岡社長の基に、やる気ある方々が集まることに期待したい。

目立たないからこそカッコいい西岡工業。
「縁の下で働く底力」である当社に注目したい。
 
企業情報
会社名

株式会社西岡工業

業種建設業
事業内容ポンププラントの据付工事、分解整備、メンテナンス業務上下水道施設における水処理機器の据付及び配管工事の施工工場などにおける機械設備の据付・改修工事配管・製缶品の工場製作及び現場取付

代表者西岡徳人
従業員数24人
所在地広島市東区馬木3丁目5-14
お問い合わせ082-899-4070
ホームページhttp://www.nishioka-k.co.jp