広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2023.04.01 O.A.

顧客と共に考える

株式会社シンギ
食品容器の老舗企業

1932年の創業以来、顧客からの信頼を第一に考え、誠実さと責任感を持って事業に取組む姿勢を守ってきました。
時代の一歩先を考え、食品パッケージの企画・製造・販売で今や全国展開しています。

顧客の要望を叶えようとする姿勢

全国にネットワークを持つシンギ。
それぞれの地域で営業が顧客の相談を受けてきます。
そこからアイデアを出し、最適な商品を提案できる企画力が発揮されるのもシンギの強みのひとつです。
それは、加熱機能付き弁当容器「ナルホット」をはじめ、駅弁や和洋菓子の容器など、多彩なラインナップを取り揃えています。
そこでも顧客と一緒に考えながら新たな可能性を探っていくのです。



地元愛から誕生した環境配慮型容器

時代は環境への配慮が注目されています。
早くからその点に関心を持っていたシンギでは、海外とのネットワークをいかし、環境に優しい容器作りを開発しています。
そこには地元愛から生まれた環境配慮型容器の誕生もあります。
それがサトウキビの絞りかすを素材にした「ひろまるバガス」です。
その特徴は、サトウキビの繊維がとても容器に向いており、竹ほど硬くなく、紙ほど柔らかくない丁度いい強度を持つ繊維質に着目。
それまでの容器は密封すると水滴が発生し、お好み焼きがべちゃべちゃになる課題がありました。
そこでシンギは地元お好み焼きソースメーカーに相談して、
試行錯誤の結果、「ひろまるバガス」が誕生しました。

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豊かな食生活を支えるシンギ
包装資材から冷凍機など飲食業界を主とするお取引先に最適な提案することを大切にしている。
今回のポイントは「会社の信義を浸透させる」ことに注目する。
※信義:誠実で正しい道を進む

~包装資材から冷凍機とは幅広い~
田中社長へのインタビューに吉島の本社を訪問した。玄関を入ると包装資材からストロー冷凍機のパンフ、いろいろと展示がされている。
信義と書かれた看板をみて社是である社名の意味を確認した。
多くの包装資材など商品があるが、新商品企画は多岐にわたる。その取り組みは全国に展開する営業担当者がチームを作って開発を進めるとのこと。
本社で企画を一括してするより、各所にいる担当がアイデアを出し合い、各々のお取引先の情報・要望を出し合って、最適な商品を提案できるよう企画する方が結果的にお客様のお役に立てるそうで、パンフ原稿やデザインなどチームに一括してまかされるそうだ。
会社の指示でなくスタッフがお客様へ提案したい商品をスタッフで考えて提案する。
自分ごとの提案は一層営業にも力が入る。チームで進めると成果も大きい。

~営業担当が全国にいて会社の理念とか浸透しにくいのでは~
 田中社長は会社の理念の浸透こそ、会社の方向性を一致させるために重要な経営課題とされ、経営理念、行動規範等を記した自筆Book“シンギらしく”を全社員に配布している。経営理念である“顧客第一主義”は社員がそれぞれの解釈をしてはならず、全員が同じ理解をすることで、会社における正しい方向、正しい選択ができる。ここを間違うと迷ったり、お取引先や自社にリスクを負わせたり、社員自身がストレスになる。
シンギは中堅社員が活躍するミドルアップダウンを基本として研修により浸透を図る。
社長は定期的に手帳、社内報、動画、研修などを通して繰り返し理念の浸透をはかる。
定着率の高い企業ではあるものの、どうしても人の流動はあるので、研修は欠かせない。
「会社の信義を浸透させる」ことは当たり前のことであるが故、どの企業にも重要である。

~シンギのこれからの提案に期待したい~
 包装資材は食品の容器として様々な機能を備えており、さらに多機能になる。
飲みやすくする、食べやすくする、手軽に持ち運べる、保温ができる、
環境に配慮した廃棄やリサイクル、冷凍保存して消費期限を長くする、デザインや色によって食品の魅力を上げる、食文化の発展に貢献する、廃棄ロスを抑える
食品業界の一層の発展へシンギの活躍に期待したい。
企業情報
会社名

株式会社シンギ

業種卸売業,小売業
事業内容紙器およびプラスチック製食品容器の企画・製造・販売
代表者代表取締役 田中 友啓

所在地 広島県広島市中区南吉島2丁目1番24号
お問い合わせ082-241-5194
ホームページhttps://www.shingi.co.jp/