広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2024.03.16 O.A.

世界が求める”ものづくり”

プライメタルズ テクノロジーズ ジャパン株式会社
世界的企業が広島に

広島を拠点とした三菱重工業の製鉄機械部門が日立製作所、IHI(アイエイチアイ)の製鉄機械部門と合併。
その後、2015年には、ドイツのシーメンスと合併し、プライメタルズ テクノロジーズが誕生しました。
現在、グループ全体では世界23カ国に63拠点を持ち、本社をイギリスに置いています。そして日本の拠点であるプライメタルズテクノロジーズジャパンは、広島にあります。
大森社長に聞くと、「日本のトップ企業の製鉄機械技術が集約されているということがひとつの強みだということと世界最大級の製鉄機械専用の工場を持っている」と教えてくれました。


世界を相手にする企業戦士

世界に約7,000人いる社員の内、プライメタルズ テクノロジーズ ジャパンにはその約1割が在籍しています。
その中で営業を取り仕切る営業統括部長の吉崎さんにパスポートを見せてもらうとスタンプだらけでした。
吉崎さんが訪れたことがないのは担当外である中南米だけだと言います。
吉崎さんの仕事は担当エリアに出向き、プロジェクトの予算や工程などを交渉して契約を取り付けることです。
例えば、インド。ここでは、国営の製鉄会社が相手。
2015年から5年近くの間に何度も出向き、熱間圧延設備工事が完成・稼働開始までを見届けました。
言葉も文化も違う海外での交渉では、相手に理解されるまで遠慮しないでお互いの信頼関係が築かれるまで言葉を尽くしてコミュニケーションを図ります。

世界最大級の工場で「ものづくり」

プライメタルズ テクノロジーズ ジャパンの敷地内には、世界最大級の巨大工場があります。その長さは約230メートル。
工場を仕切る製造部長の中窪さんが教えてくれました。
それは、プライメタルズ テクノロジーズでは、上流つまり溶鋼を板状の塊にするまでの工程はオーストリア、リンツが技術拠点となっています。
一方、下流では、その塊を薄く伸ばしたり加工をして、付加価値をつける仕上げ工程を行います。その下流工程の拠点が広島なのです。
ここ、広島にある工場では、世界から注文を受け、自社で設計をし、製品を製作。
およそ300トンする大きなものや、ピンセットで組み込む精密機械まで多種多様な製品を扱っています。

世界から高い評価を受ける日本人の強み

どのプロジェクトの製品も出荷前には必ず、設計図通りにできているか仮組み立てを実施し、製品の品質を確認します。
この細やかな確認作業も日本の品質基準の高さを物語っています。
吉崎統括部長は、インタビューの中で「私は常に、約束したことは必ずやりとげる、それからチームプレイを重んじる、という日本人の強みが、世界中で非常に高く評価されているとと思っています。」
この約束を守ることとチームプレイこそが世界に誇る日本の「ものづくり」の基礎なのかもしれません。
そして大森社長は、「鉄に代わる素材が出てこない以上は、その技術を追求していくチャンスがある」
と教えてくれました。
技術の進化を常に追求しながらの「ものづくり」へのこだわりは、先輩たちから若手社員に受け継がれています。


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今回のポイントは「世界の製品を支える事業」
プライメタルテクノロジーズジャパンは三菱重工 広島製作所の中にあって、さらに製鉄機械なので、なかなか見ることができない大きな機械。
機械の完成まで3年、引き合いからから納入。
・稼働までには5年ほどかかる大きなプロジェクトとなる。
総重量1万t、全長230mに及ぶ製造ラインで金属を押しながら引き延ばし、正確な厚みの板などの素材を製造する。
大森社長に聞いたところ、機械が動き出て一番最初に作る製品コイルができたとき、いつも感動する瞬間でありやめられないそうだ。
電子機器はじめ建築から自動車、電気製品、情報機器に至る、あらゆる分野の産業・製品に向けて、世界の金属製品を支えている。
 日本法人の従業員は600名ほどでグループグローバル本社の1割ほどの規模であるが、なかでも広島は設計・開発・製造・試験まですべて集約している重要な拠点とのこと。
 機械部品となるロール・軸・軸受け・ケーシングなど構成する重要な部品はすべて広島で製造・組立てを行うマザー工場でもある。
三菱重工、日立製作所並びに石川島播磨重工業が資本参加した三菱日立製鉄機械と独シーメンス社のテクノロジーを引き継ぐ、まさに世界企業と言える。
グローバル本社はイギリスにあり、オーストリアやドイツなどにも大きな拠点があり7000人が世界各地で製鉄を支えているテクノロジー集団。だからすごいことができる。
海外ではものづくり全般に渡って企画・基準・業務の方法などの標準化が進んでおり、日本より生産性は高いこともある。
社員各々の業務分担や到達すべき成果などパッケージ化された仕組みがしっかりと整備されており、提携して業務を行うにあたってその仕組みに合わせている。
良いところは吸収し、漏れがあれば是正していくことが会社を支えていると言える。
注力しているのはグローバルな会議で自身の考えていることをしっかりと伝えること。
世界の国々の人の中で意見を主張することは必要であり、社員には自社独自の研修・教育プログラムにより、新人から管理者、経営者に至る長期にわたるキャリア形成を踏まえた研修体制があるそう
だ。
ロビーに置いてあった社内報がすごい。図鑑のような雑誌で中には世界で活躍する製鉄プラントが紹介されている。
これは世界へ開発した技術を紹介し共有する一つの手段とのこと。
世界の製品を支える事業の拠点、開発から製造・組立まで一貫して行う拠点が広島にある。
すごい素材を作り企業が世界のモノづくりを支える。プライメタルテクノロジーズジャパンに注目したい。
企業情報
会社名

プライメタルズ テクノロジーズ ジャパン株式会社

業種製造業
事業内容製鉄プラント(熱間圧延設備、冷間圧延設備、高付加価値プロセス設備等)の開発・設計・調達・製造・販売およびアフターサービス
代表者大森秀樹
所在地広島県広島市西区観音新町四丁目6-22
お問い合わせ082-291-2181
ホームページhttps://www.primetals.com/jp/