広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2013.09.01 O.A.

発泡技術で生み出す製品群 人材育成こそグローバル化の鍵

西川ゴム工業株式会社

自動車に欠かせない、ドアやガラスの回りに装着され、雨や風の侵入を防ぐシーリング。 その開発・製造をするのが、西川ゴム工業株式会社です。 日本車の約60%、世界の車の約10%が西川ゴム工業のシーリングを使っているのです。

製品の基本となるのが、合成ゴムや合成樹脂に、ガスを泡状に分散させる発泡技術。 気泡の大きさや、気泡を独立させたり連結されたと、作り出す泡をコントロールして、様々な製品を作っています。

防水性・耐久性・遮音性を試験によって確かめ、高性能シーリングを追求しています。

西川ゴム工業の技術は、住宅でも活用されています。従来、住宅外壁の目地には、コーキングを使用してきましたが、 熟練が必要で、天候にも左右されてきました。しかし、西川ゴム工業が開発したガスケットは、目地にはめ込むだけ。 熟練も不要で天候も関係ありません。また、化粧に使うスポンジパフも作っています。

グローバル化を進める西川ゴム工業。 三原工場では、海外も見据えた人材育成を進めてします。それが基本技能道場。 パーツをつなぎ合わせる成形工程では、機械から製品を取り外す時に、力の入れすぎなどで破れが発生していました。 こうしたロスを最小限に抑えるための教育をする施設です。 熟練したインストラクターが、専用設備で訓練を行い、さらにラインと同じ設備で訓練し、 製品ロスを10%以下に出来た作業者しか、ラインに立てないようにしたのです。 基本技能道場とインストラクターを海外にも置くことで、同じ精度の製品が作れるようにしたのです。

発泡という、ひとつの技術の追求から、西川ゴム工業の数々の製品が生まれているのです。

企業情報
会社名

西川ゴム工業株式会社

業種製造業
事業内容ゴム、プラスチック等の高分子製品の開発、設計、製造、販売
従業員数1,356名
年商92,844百万円
所在地広島県広島市西区三篠町二丁目2番8号
お問い合わせ082-237-9371
ホームページhttp://www.nishikawa-rbr.co.jp/