2025.07.26 O.A.
未来を見据えた電気工事会社
広島市西区にある「株式会社 山電」。
主な事業は、工場やビル、
そして、お店やマンションなどの一般電気工事など。
工事が終了した時のお客さんの笑顔や自分の技術で照明が点いたという自信を得られることがこの仕事の魅力とベテラン職人は語る
山電のスタートは、社長の山科秀人さんが個人事業主として始めたことがルーツ。その後、2014年に個人事業主から株式会社山電として出発!
新たに計装工事という仕事も請け負うことに。
計装工事とは建物環境を維持する空調などの機器を設置する工事の事。一般電気工事に近いようで全く別の業務。一般電気工事と計装工事の両方ができる会社は、業界でも重宝される。
社長が現場に出て営業もして経営もする。結果、社員とのコミュニケーションがとれなくなり、統率できなくなった。この問題を打破するには社員&企業の成長が不可欠。そこで、山電は、M&Aに踏み切る。当初は、企業買収を考えていたが、効果が薄いと判断。そこで、自分たちの会社を買ってくれるところを探した。条件は、山電のカラーを残しながら成長させていくこと。
2023年にみどりグループに合流。計画的な売り上げ予測や営業、社員教育などを始める、。特に社員採用は積極的に行い女性社員や外国人社員の採用を行う。また、M&Aの効果の一つとして売り上げも2倍に増加し、活気ある会社となった。山科社長は、M&Aの効果をこう語る。「組織マネジメントを学べたことが大きい。結果、社員も成長した。持続的に成長し続ける会社がテーマ。日本一世界一幸福度の高い会社にしたい」
今回のポイントは「パッと電気が点いた時」
―暮らしや産業の“当たり前”の電気インフラを支える会社ですね―
電気制御と計装は、供給された電力をうまく利用していく重要な業務。スイッチ入れたらパッとつく!電気がなければビルも市電も会社も動かない。その神経を担うのが山電であり、やりがいのある仕事。
山科社長、斎藤専務に伺ったところ、建物の図面をみて設計し、現場で施工して、スイッチを入れて「パッと電気が点いた時」
この達成感は格別。と楽しそうに話してくれました。
―山電のような電気を扱う仕事の魅力はどんなところと考えますか?―
計装業務は、空調や設備を“見える化”し、省エネや脱炭素に貢献する未来につながる仕事と言える。制御盤や電気設備工事を通じて、居心地の良い空間、環境へ貢献を提案し実感できるのが魅力といえるでしょう。
電気は見えないので設計や工事は難しそうなイメージがある。資格が必要な業務もあるが、安全な作業や業務の生産性向上へグループ研修などでコミュニケーションをとりながら会社はバックアップし、社員の成長を促しているとのこと。現場だけじゃなく、CAD設計やメンテナンス、監理などそれぞれの業務が事業を支えている。また外国人や女性にも働きやすい職場環境の整備に注力しているそうだ。
―山電は電気のように明るい会社のようですね―
そうですね。山科社長は、働き方が変わる中にあっても、お客様やお取引先との信頼関係と社員同士の関係づくりを大切にし、その中で社員が活躍する姿、人の成長を喜べる会社を一緒に築いていきたい、とまとめておられた。
スイッチを入れて「パッと電気が点いた時」の感動を分かち合う会社となることを期待したい。
会社名 | 株式会社山電 ![]() |
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業種 | 電気・ガス・熱供給・水道業 |
事業内容 | 一般電気工事、計装工事、自動制御設備保守メンテナンス |
代表者 | 山科秀人 |
従業員数 | 25名 |
所在地 | 広島市西区田方2-9-23 |
お問い合わせ | 082-516-4423 |
ホームページ | https://w-yamaden.jp/ |