2015.09.13 O.A.
自然を材に~真の豊かさを求めて~
美味しい菓子作りに欠かせない新鮮な牛乳。モーツアルトでは、広島の砂谷牧場からフレッシュな牛乳を仕入れ使用しています。また、こだわりは、製法にも。毎分6,000回転という高速ミキサーを使用してカスタードクリームなどの商品を作っています。高速で回転するミキサーを使うことで乳化剤など添加物を使わず安全・安心な菓子作りを実現しています。バッケン・モーツアルトの商品は、世界的に権威のある食品品評会「モンドセレクション」で、毎年、高い評価を得ています。
バッケン・モーツアルトの看板商品といえば「からす麦の焼きたてクッキー。モンドセレクションにおいて7年連続で金賞を受賞しました。1983年に広島のお土産として誕生しました。そのこだわりは使用している「アーモンド」。通常、アーモンドを粉状にしたものを使用し菓子は作られます。しかし、バッケン・モーツアルトでは、アメリカ西海岸モデストから新鮮アーモンドを直輸入。そのつど自社で挽き、丁寧にローストしてたっぷり使います。それにより香ばしく美味しいクッキーが実現しました。
バッケン・モーツアルトが広島の地に誕生したのは1974年、昭和49年10月10日のことでした。現在の広島市中区袋町にオープンした喫茶店の名前は「バッケン・モーツアルト」。オーストリア・ウィーンにあるカフェテラスにちなんで名づけられたといいます。バッケンとは、ドイツ語で「パンを焼く」という意味。スタートは、パン屋さんでした。身体にやさしいパン作りがテーマだったといいます。一方で手作りチーズケーキの製造と販売も始めました。すると、すぐにパンよりも人気を集めることに。そこで、モーツアルトは大きくケーキ作りへと舵を切りました。
現在、直営店は、広島市内に35店、県内に29店、山口・島根・岡山に13店。合わせて77店を数えるほどになりました。また、ホテル経営やレストラン『サワディー」『山のレストラン』を手掛けています。バッケン・モーツアルトでは、独自ブランドだけでなく、様々な企業のブランドも手掛けています。そのひとつが、コンビニのポプラのスイーツブランド「hitotema」。2013年の秋から、自社のノウハウを生かし手掛けるようになりました。チーズオムレット、シュークリーム、エクレール・ショコラなど「hitotema」ブランドは、45種以上。今、バッケン・モーツアルトは、地元(同業者)と闘わない、争わないと言う考えを元に、メーカーへの脱皮を図ろうとしています。また、製品づくりのレベルも向上するとのことです。他社にはできないことに真剣に取り組む。そのためには自社技術を超えていくことこそが大切であると。つまり「ライバルは自社だ」との考えのもと、日々研鑽を続けています。
会社名 | 株式会社モーツアルト |
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業種 | 宿泊業,飲食サービス業 |
事業内容 | [菓子製造・販売] 洋菓子全般(生ケーキ、クッキー、バターケーキ類、ワッフル、シュークリーム、 和菓子、ゼリー、パン、アイスクリーム、デリカ、コーヒー[ホテル] 広島教育会館ホテルチューリッヒ東方2001[レストラン] タイ料理レストランサワディレモングラス、山のレストラン卸 売] ゼリー、クッキー、バターケーキ、アイスクリーム、コーヒー、直輸入アーモンド、 チョコレート、紅白まんじゅう、赤飯、ワイン、コロッケ |
従業員数 | 約540人 |
年商 | 約30億円 |
所在地 | 〒738-0021 廿日市市木材港北15-24 |
お問い合わせ | 0829-34-4111 (代表) |
ホームページ | http://www.b-mozart.co.jp/ |