広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(日曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2022.09.10 O.A.

量産に欠かせないものづくり企業

株式会社デルタツーリング
プレス金型と生産設備

次々と機械から出てくるたくさんの製品。それは自動車用シートのパーツ。
自動車用シートの中には、シートフレームと呼ばれる、金属製の製品が入っています。
こうした製品の量産に欠かせないのが、プレス製品を作るためのプレス金型や、組み立てなどに必要な生産設備。
金型と生産設備を作る、プロフェッショナル企業があります。
それがデルタツーリング。得意な分野は自動車部品です。

プレス金型とは?

プレス金型とは薄い金属板を上下からはさんで、目的の形に整えていくもの。
金属は、一度に加工しようとすると、割れてしまうこともあるので、何段階にも金型を分けて、少しずつカタチを整えます。
高品質製品を、短時間で大量生産出来る。
それが金型の価値なんです。

生産設備とは?

同じ品質・同じ時間での製造を実現するのが生産設備です。
例えばロボットの導入で省人化、組立の正確性を実現。
生産設備には、大量に作るだけではなく、品質を均一にする意味もあるんです。
さらに追求しているものが「時間」。
生産に要する時間を1秒でも短縮したいと取り組んでいます。
10秒にひとつ作る設備で1秒短縮すると、月に6,000個以上多く生産できます。
生産設備における1秒の価値は、とてつもなく大きなものなんです。

高精度の金型作り

高精度の金型作りに一役買っているのが、社内にある1000トンプレス。完成した金型を使って、製品を試作し、目標通りの精度に出来ているかを確かめる、「TRY(トライ)作業」が行われます。
製品によっては、0.2ミリ単位での精度が必要となります。
設計に始まり、金型の加工、精度を確かめるTRY(トライ)作業と、あらゆる工程を一気通貫で出来るので、短期間での納品が出来ることが、デルタツーリングの強みとなっています。

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感動させる品質の背景

―複雑な形状をした部品はどうやって作っているんですか?―
 部品は設計通りの形状を安定した品質で、さらに早く効率的に作ることで儲けを出している。何十万もの同じ部品を安定して作るには、優れた生産機械と形状を形作る金型、そしてその機械を動かす条件をいかに満足させるか。
設備を開発し生産することはモノづくりの心臓を作ることといえる。

 デルタツーリングの代表的な製造技術をちょっと見てみよう。

例えば順送プレス。
1秒弱で1個作るスピードで鉄板を段階的に加工していく加工で、自動車シートの部品を製造しているもの。
金型で少しずつ曲げていくんだけど、今までのノウハウと技術開発で割れたり延びすぎたりしない品質に作りこむそうで、じゃんじゃん作ることがすごいw。

次は、トランスファープレス。
順送プレスと違うのは切り離された加工品を送り出して加工するところ。
もっと複雑な形状の加工ができる。
自動車部品はフレームとなる部品にほかの部品を取付るためのへこみや穴、はめ込む形状など複雑になっていて、ただプレスしたのでは形にならない。右に左に上に下へ、金型や加工条件を設計段階からシミュレーションして開発していく。

もう一つファインブランキングプレス。
より精密なプレス加工でシートのリクライニング調整などのギアなどの製造に使用されている。
金型が上から下へ押し付け、金型形状に沿って少しづつ成形していくので、厚みのある部品を正確に作っていく。断面の滑らかさなど高度な技術を必要されている。

―感動品質の背景は?―
 人材育成する社内環境と仕組みにある。
技能検定に注力していて最初は設計製図資格者から始まり、製造技能資格者はすでに社員数を上回り、複数の資格を持つ社員も多数となっている。
若手に目的をもって成長し、資格取得することで能力や知識の定着と全体のレベルアップを図っている。とりたい雰囲気を社内に醸成しているそうだ。
 これから生産現場も生産性向上、技術力向上、技能承継にはますますデジタル化が重要で経験やカンコツとともにIT化を図り、感動品質を発展させたいとのこと。
 これからも技術開発でもっともっと感動させてほしい。
企業情報
会社名

株式会社デルタツーリング

業種製造業
事業内容プレス金型の設計・製作
生産設備の設計・製作
新しい技術の開発
代表者取締役社長 藤田 均
所在地広島市安芸区矢野新町1丁目2番10号
お問い合わせ082-884-3426
ホームページhttps://www.deltatooling.co.jp/